資料NO. :  27
資料名  : 千葉県連絡会通信 2003年10月号
制作者  : 県連絡会事務局
制作日  : 2003/10/1
2003年9月1日発行「百万人署名運動全国通信」第71号 付録
とめよう戦争への道!百万人署名運動
千 葉 県 連 絡 会 通 信
2003年10月号より発行責任 県連絡会事務局


自衛隊のイラク派遣をゆるすな!!
 「イラク派兵」中止要請新署名778筆集まる

 圧勝で再選された小泉自民党総裁は、党内ではタカ派安倍晋三を新幹事長に据え、組閣で福田、竹中、石破、川口等を留任させ「構造改革」断行を宣言しています。さらに「改憲」構想も示すなど、あけすけに「戦争」に向けた手を打ってきています。
 イラクでは米軍に対する民衆の抵抗がますます激しくなっています。米国政府は、この失敗の尻拭いを、財政負担をはじめ国連や日本に押しつけようとしています。それでも、小泉政府はあくまで「協力」を維持し、自衛隊の派兵を強行する(選挙が終わったら)構えです。自衛隊員にイラクの民衆を殺させようとしています。
 先月みなさんに発送した、831日、京葉とちば・市原で街宣も開始された「派兵許すな」の新署名は、926日現在778筆集まっています。
 残念ながら月目標には達していません。まだ送られていない方、少しでもけっこうですからお寄せください。今月は2000筆をめざしましょう!

自衛官・家族にも「派遣反対」をよびかけよう 

 戦時下のイラクに自衛隊が出てゆくことは、日本とイラク両国の民衆同士が殺し殺される関係に入るということにほかなりません。百万人署名運動では全国の自衛官・家族にも「反対」行動をよびかけようと、駐屯地付近でも宣伝活動を広げようとしています。
 千葉県下にも、下志津(千葉市若松町)、習志野(船橋市前原西)、木更津(木更津市吾妻)、松戸(松戸市五香六実)4駐屯地があります。今後、最寄り駅などで街宣をおこない、自衛官たちが自ら派遣反対に立ち上がるよう呼びかけましょう。

活動報告

1. 合同街宣
 先月の合同街宣は14日、千葉パセオス田原屋の前で行いました。参加者はちば・市原のメンバー3人だけでしたが、イラク派遺反対のよびかけに反応はよく、113筆をあつめました。ビラも200枚以上配布しました。今月は新松戸駅前、ぜひご参加を!!

 831京葉衛宣 Iさんより
 参加者は、私とYさんの二人。「戦争を避けるためにも有事立法は必要、イラクのフセインや金正日の独裁政治から民主化をかちとるためには、米・英・日の軍隊出動もやむをえない」という40歳ぐらいの女性がおりました。一方、Yさんのマイクでの訴えを1時問以上もじ一っと聴いていた沖縄出身の方が感動し、署名してゆきました。船橋北口はいつも署名が集まらない所ですが、1人で26筆はなかなかの数でした。やはり、米英に対するイラク民衆の不屈のたたかいのこの間の報道が、署名につながっているのかもしれません

2.8・6ヒロシマ大行動に参加して

 被爆58周年を迎えた今年86日、とても暑い日でしたが、全国から多くの人が集まりました。(発表では約2500)初めてこの行動に参加して、たいへん多くの人が、反戦、反核の闘いに取り組んでいることを見られたり、話を聞くことができてよかったと思います。
 アフガニスタン、イラクヘの侵略戦争では子ども達を含めて、多くの人々が殺されています。目を国内に向けてみますと、労働者に対する弾圧が激しくなり、国鉄労働者に対しては、ささいなことをでっちあげて弾圧しています。そして、有事法、イラク派兵法が成立し、戦争をするための準備がつくられています。さらに、教育基本法、憲法の改悪の動きが公然と始まっています。86大行動をはじめとして、各地域、職場、学園などで、多くの集会、学習会、行動が取り組まれることが大切ではないかと思います。
 ささやかではありますが、私も参加して活動したいと思います。(K.H.)

3. 9・6「許さない会・千葉」結成集会に参加して

 昨年12月,「国労5・27臨大闘争弾圧を許さない会」が結成され,8ヶ月が経ちました。各地で「許さない会」の結成が進み,現在20ヶ所余りで発足しています。保釈署名も3万筆を越えました。公判も証人調べが始まり,この弾圧が国労東京地本の一部幹部と警視庁公安部との癒着・結託によって引き起こされたものであることが明らかになってきています。
 千葉においても,勾留されたまま必死で闘っている8名と,それを支えるご家族のがんばりに何としても応えようと,「許さない会・千葉」を結成する運びとなりました。9月6日,その結成集会が約50名が参加して行われました。

 集会は,司会の国労の労働者の開会あいさつ,呼びかけ人代表の事業団労働者と国労労働者からあいさつで始まりました。続いて,一瀬敬一郎弁護士(主任弁護人)の特別講演が行われました。講演では,「暴力行為等処罰に関する法律」(暴処法)の違憲性,同法の制定の経過や,制定の直後から労働運動などの弾圧に適用されてきた事例が語られ,そして現在の裁判の状況について説明がありました。
 最後に一瀬さんは,「侵略戦争に反対して体を張って立ったとき,国家権力は労働運動に弾圧をかけてくる。外へ向けた侵略戦争に突き進むとき,内へ向けた治安弾圧が吹き荒れる。労働運動は,この弾圧をうち破ったとき労働者の側が勝利を獲得することができる。大事なことは,国家権力の弾圧に対してどういう姿勢をとるかだ。被告らは,完全黙秘,非転向で闘っている。長時間の取り調べもあるし,体を壊している人もいる。どんな弾圧がこようとも,確信を持って闘い抜いていくことが勝利の道。無罪を実現するために闘っていこう」と語られました。
 続いて,被告・家族のメッセージが紹介され,カンパアピール,事務局からのお知らせがあり,最後に「集会アピール」が全員の拍手で確認されました。

 もっと多くの人や団体に賛同会員になってもらって,弁護士費用や保釈金をつくりだし,保釈署名をもっとたくさん集め,公判の傍聴にも駆けつけて,一日も早く8名の仲間を取り戻したいと思います。そして,必ず8人の無実・無罪判決を勝ち取りましょう。

賛同人になってください 百万人署名運動は年間賛同です

  今月は9月〜12月に賛同された方に,更新のお願いと振り込み用紙をお送りしました。県連絡会では,年間を3期(9月〜12月,1月〜4月,5月〜8月)に分けて,更新のお願いをしています。事務局の手不足でこのような事務処理で行っております。
 ご存じのように百万人署名運動の活動はみなさんの賛同金によって成り立っています。賛同金は中央事務局と県連絡会で折半しています。県事務局もさることながら中央事務局の財政は破産寸前の危機にあります。みなさんのご継続を心からお願いします。また,職場で地域で新たな賛同拡大を呼びかけていただけたら大変助かります。署名協力者の方も賛同人になっていただけたらと願っております。7月は新たに3人の方が加わって下さいました。本当にありがとうございました。
 また,先年度の更新をまだお済みでない方も送金手続きをお願いします。なお,先月,行き違いで再度振込用紙をお送りしてしまった方には深くお詫び申し上げます。

掲載:2003/10/06